27.womo編集長/松村麻子氏(2)

2014年01月24日12:00
今月の物語の主人公は・・・
womo編集長・松村 麻子(まつむらあさこ)さん

27.womo編集長/松村麻子氏(2)

まつむら あさこ。1980年東京都生まれ、上智大学経済学部卒。野村證券株式会社を経て、2004年アルバイトで株式会社しずおかオンライン入社。静岡地域密着型ブログサイト「eしずおかブログ」の編集長を経て、2010年10月より静岡を楽しむ女性のためのフリーマガジン 「womo」 編集長。テレビ静岡「てっぺん静岡」コメンテーター。2012年男児を出産、現在働くママでもあります。

womo編集長 松村麻子のブログ「みおつくし帖」

※聞き手は、(株)しずおかオンライン代表/海野尚史です。
※この記事は、全3回のインタビューのうちの2回目です。  ≫1回目はこちら


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27.womo編集長/松村麻子氏(2)
右が松村「womo」編集長、左が聞き手のしずおかオンライン代表海野です


-ぼく自身は、松村さんと一緒に仕事させていただいて、編集長であるまえにビジネスウーマンとして感心することがよくありました。新卒で証券会社の営業も経験され、しばらくしてしずおかオンラインに入社されました。

松村/前職を退職後、「自分のやりたいこと」や「自分探し」をしていて、1年半はニート生活でした。結局やりたいことが見つからず、大学院進学に逃げようとしていた矢先、アルバイトでしずおかオンラインに勤め始めました。最初の仕事は、グルメガイドの編集アシスタント。住所などのデータが正しいかを電話で確認し、修正する仕事でした。その時、自分が携わった雑誌が実際に街の書店に並び、修正しただけではあっても自分の書いた文章が世の中に反映されることの楽しさを感じたことが今の仕事につながっています。1年半のニート期間中は、銀行口座のカードすら作れない。社会人として認められない悔しさを経て、「どこかにあるはずの自分を探す」よりは、今この瞬間、こうして就けた仕事を通じて自分の果たせる役割を大きくしていこうという考え方で仕事をしてきました。

-松村さんの仕事観は、どのように作られていったのですか。

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松村/20代の頃は、まわりが目上の人という場面が多いですよね。そのころは営業職だったのですが、営業先のお客さまは目上の人ばかり。そんな中で気をつけてきたことは、どんなに自分が若くてもプロとして仕事をしなければいけないという意識です。お客さまは大事な時間を使って、会社やわたしに何かを期待して声をかけてくれている。業界のことはお客さまの方が当然詳しいわけですが、抱えている課題解決の手法については、相手の年齢に関係なく、自分の方がプロなんだという自覚をもつことが必要だと思っていました。そこでお客さまを裏切ることはできません。そう思って仕事にのぞめば、自分がどういう立ち振る舞いをしなければならないのかが自ずとわかってくるものなんだと思います。

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-プロとしての姿勢は大事ですが、誰もが自ずとわかるかといえば、そうはいかないのが現実では?

松村/わたしは、自分が関わることで、相手の方に何か驚いてもらいたいんです。その気持ちが強いのかもしれません。

-プロとして振る舞うためには、背伸びすることも必要になる?

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松村/そう思います。20代の頃から、まだまだ未熟な自分を自覚しながらもちょっと背伸びすることを意識してきました。背伸びすることで見えてくる世界がありますし、それでしか成長できないのでは。背伸びにどれだけチャレンジできるかは、自分を成長させるうえでとても大切だと思います。

-身の程にこだわりすぎてただ現状の自分を受け入れるだけでは、居心地はよくても世界は広がらないかもしれませんね。

松村/背伸びするというのはドレスコードのあるパーティーに出かけるようなもので、ドキドキしている自分がいます。そこで楽しむためには準備が必要。パーティーであれば、どんなドレスを着るのかを考えますよね。客観的な目線で自分を見た時に、どんなドレスを着るべきか決まります。自分を客観的にみることが重要になります。『womo』の編集長も同じで、少しずつ背伸びを繰り返しているうちに、いつか回りから期待される編集長像に自分が合わせられるようになっていくはずだと信じているんです。

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-ふと振り返った時に、成長を実感できる。

松村/そうだと思います。企画を考える時でも同じです。現状のありのままの、いままでやったことのある企画を繰り返すこともできますが、できれば、少し背伸びしてみることで、新しい世界を伝えていきたいです。そこに、新しい出会いも待っているはずですから。

-そのようなチャレンジが、ユーザーさんのこころを動かすのでしょうね。

松村/それを読者やユーザーのみなさんと共有したい。これからは、読者やユーザーのみなさんと一緒になって、『womo』を作っていけたらいいなと思っています。

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Posted by eしずおかコラム at 2014年01月24日12:00 | 27.松村麻子さん
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