今月の物語の主人公は・・・
岡野圭子さん



静岡市葵区鷹匠で家族3人で営んでいる酒屋さんの奥様、岡野圭子さん。岡野さんのお店は、陸奥八仙･出羽桜・鳳凰美田・花垣・白岳仙･羽根屋・根知男山･翠露・信濃鶴・佐久乃花・岩清水・いづみ橋 ･千代むすび・東洋美人・からっ風など、日本酒の品揃えにこだわっている、地域に根ざした酒屋さんです。

◆ブログタイトル「コメヤス酒店です！」　http://comeyasu.eshizuoka.jp/

※聞き手は、（株）しずおかオンライン代表／海野尚史です。
※この記事は、全2回のインタビューのうちの1回目です。

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「一日一記事、お店の情報はブログで発信！」前編

－ブログとの出合いはいつ頃ですか。

岡野／私たち夫婦と、「eしずおかブログ」でブログを書いているミニマムさんのご主人が同級生なんですね。2006年の6月頃、そのミニマムさんのご主人にくさなぎブログ村を紹介されたのがブログとの出合いでした。そこに、以前このインタビュー記事に登場した和田さんも来ていました。

－ブログの目的は、お店のPR？

岡野／うちのお店は他店と違う品揃えに力を入れているので、なんとかPRしたかった。でも、お店の宣伝をしたくても，広告する予算がありませんでした。それで、最初は自分でHPを作ってお客さまに見ていただこうと思いHPを作るツールも取り寄せたんですが、わたしには難しかったんですね。そんな時に「ブログがあるよ」「自分の奥さんもやってるよ」と、ミニマムさんが声をかけてくれたんです。

くさなぎブログ村に参加したものの、すぐにブログをはじめたわけではなく、それから数ヶ月して今度は「鷹匠裏路地の会」のシーリエールさんから「ブログ講習会をやるから来てみたら？」とまた声をかけられて…。最初は主人が参加する予定だったのですが、都合が悪くなって急遽わたしが参加することになったというわけです。そしたら、そこにまた和田さんが講師として来ていて「これはブログをやれ！」ということかな、と。（笑）

それからタイミングよく「eしずおかブログ」がオープンしたので、すぐに始めました。
たしか「eしずおかブログ」で立ち上げたブロガーの最初の50名に入っていたと思います。

－ブログについてどんな印象をもっていましたか

岡野／“自分の私生活を赤裸々に綴っている日記”というイメージが強かった。私自身はよそさまのブログを読む趣味はありません。ブログを始めてみて感じたことですが、“人のブログは見るけど、自分はやらない”という人も多いのかな。

私の場合はお店のPRに役立てたい、地域のお客さまに品揃えや差別化の情報発信をしたい、と目的がはっきりしていました。

－約１年半ブログを運営して、お客さまに変化はありますか。

岡野／ブログをはじめたからすぐにお客さまが増える、ということはないですね。正直いって、最初は何の反応もありませんでした。ただ、“毎日書こう”と自分で決めたので、毎日更新し続けた。変化に気づいたのは、オープンして半年ほど経ってから。最初に変化に気づいたのは、県外のお客さまからでした。

ブログにのせている「オーナーへメッセージ」のメールやプロフィールに明記している電話番号を見て、遠隔地のお客さまからの問い合せが徐々に増え、これはブログの効果じゃないかと。



－どうしてブログの効果だと思ったのですか。

岡野／珍しい銘柄のお酒を入荷するとブログにアップしているのですが、検索エンジンでその銘柄を検索したお客さまがブログで見つけて、その銘柄を指名して問い合せしてくれるようになったのです。それから少しずつ地元のお客さまも来店してくれるようになりました。ただ、地元のお客さまは「ブログを見て来ました」とは言いませんね。接客している時に、“空気で感じる”、というのかな…。（笑）

最近アップした銘柄をお求めになるお客さまには「ブログを見てこられましたか？」と聞くことはあります。主人が接客中にお客さまとの会話の中でブログを見て来店されたことがわかった時は、私が接客を交替することもあります。

今年に入っておいしいお酒を安く飲める会を作ろうと主人と相談して、2000円の酒代＋おつまみ1000円位を用意して
お酒を味わう「コメ会」という会を始めました。最近ではブログにも「コメ会」の日程をアップして、お客さまに集まっていただいています。

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