29.トライアングル占い/佐藤洋子氏(3)

2014年04月17日12:00
今月の物語の主人公は・・・
カバラ占い「佐藤洋子研修室」・佐藤洋子(さとうようこ)さん
29.トライアングル占い/佐藤洋子氏(3)

 静岡県静岡市出身。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。オリジナルの占い「トライアングル占い」を用いて鑑定を行う。

佐藤洋子研究室ホームページ
ブログ「佐藤洋子の開運カバラ生活」
eしずおか「週間トライアングル占い」

※聞き手は、(株)しずおかオンライン代表/海野尚史さんです。
※この記事は、全3回のインタビューのうちの3回目です。
≫佐藤さんのプロフィールと1回目のインタビューはこちら
≫インタビュー2回目はこちら


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|状況をプラスに転じることが大切です

-わたしは、不安が先に立って、気持ちのどこかに占いを遠ざけてしまう自分がいるのですが、鑑定では、自分の望まない結果が出てしまうこともありますよね。そのようなときは、どのような対処をすればいいのですか。

佐藤/たとえば運気をみてもらって、「近い将来、悪い“卦(ケ)”があるから気をつけてください」と指摘された時に、「いやだー」と思うか、「早く知ることができてよかった」と思うかで、結果に大きな違いがでます。

運勢レベルのことであれば、「早く知ることができてよかった。感謝します」と、状況をプラスに転じることが大切です。

-なるほど。

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佐藤/実は、ものごとには、いいとか悪いとか、そのような性格はありません。それは人間が勝手に色わけしているだけです。ですから、起こったことを、そのまま受けとめることが大切です。

「禍福はあざなえる縄のごとし」ということわざではありませんが、どうなるかわらないことを、先走って自分勝手に色わけしないことです。取り越し苦労も同様です。

-そうか、「いい」とか「悪い」とかは、自分が勝手にそう思い込んでしまうだけなのですね。

佐藤/なかには、ほんとうに試練の時ということもあるわけで。そんな時は、いまここで何を学ばなければいけないのか、どうすれば次につながるか、という視点をもつことをお伝えしています。

-はい。

佐藤/現実には、「いまがつらい」という試練の最中にある方は、ほんとうに厳しい状況にいますので、わたしの言葉をどこまで理解して、受けとめていただけているか、わからないこともあります。そこはわたしの課題です。

-人によって受けとめ方は違うでしょうね。

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佐藤/そうですね。実は、運命の受けとめ方には、いくつかの段階があります。いいことは素直に喜び、悪いことは、そこから学ぼうとする姿勢が大切。

一番いいといわれているのは、いいとか悪いとかの区別をせずに、ありのままの状態に感謝できるこころをもつこと。でも、それは聖者のレベル。

悩みの中にあって、そこまで思える人はなかなかいません。ですから「一喜一憂しないでいいですよ。いいも悪いもわかりませんから」とお伝えしています。



|悪い“卦”がでたときこそ、チャンス

-運気が良くない時は、過ぎ去ることを待てばいいのですか?

佐藤/たとえば、東洋でいう天中殺などの時期は、転職、結婚、離婚のような大きな決断をしないとか、動く時は受け身で動くとか…でしょうか。これらは、鉄板のアドバイスですが。それから、精神を豊かにする勉強をしたり、自分の内面を充実させる時期にあてるといいと思います。

-ありがとうございます。
ほかに、占いを受ける時の心構えはありますか。


佐藤/いいことは喜んで受けとめるけど、悪いことは話半分に聞き流す、という方がいます。

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-わたしも、まさにそのタイプ。

佐藤/でも、悪い“卦”がでたときこそ、チャンスだと受けとめた方がいいです。

-というのは?

佐藤/悪い“卦”がでるということは、どこかバランスがよくないところがあるということ。中庸とはほど遠い偏りがあるというシグナルなので、自分を見つめなおす機会になさった方がいいです。

-我が身を振り返るチャンスと。

佐藤/そうです。聞き流してしまうと、また同じようなことを繰り返してしまいます。
でも残念なことに、そのような方は、なかなか素直に受けとめてくれませんね。傷つけないようにまわりくどく説明した結果、失敗したこともあります。

-伝え方は大切ですね。

佐藤/そうです、大切です。

-お話を聞いていると、カウンセリングを受けているようです。

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佐藤/そういわれることがあります。傾聴は占い師の基本姿勢ですし、その方が、より自分を活かせるようにアドバイスしようとするとカウンセリングのような内容になっていくのかもしれません。



|運を良くする最大の開運行動は、感謝のこころ

-占いとの上手なつき合い方を、アドバイスしていただけますか。

佐藤/占い好きな方は毎日チェックされていると思いますが、普段占いを意識していない方でも、「ふっ」とテレビや雑誌の占いが気になる時があるのではないでしょうか。

そんな気持ちになる時は、そう思わせる原因が、どこかにある時ですから、しっかりと占いを見ることをおすすめします。きっと参考になるはずです。

-なるほど…。

佐藤/もし、占い師さんと対することを望んでいるのであれば、ほんとうに信頼できる方を一人もたれると心強いと思います。ただ、信頼はしても、妄信はしないこと。自分の中で、咀嚼して受けとめることが大切です。

-ありがとうございます。
最後に、インタビューを読んでくださっている方にメッセージをお願いいたします。


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佐藤/運気が良くなる人には、共通点があります。ひとつは、決めたことはどんなに小さなことでも最後までやり遂げる人。

ふたつ目は、相手との関係性で態度を変えない人。たとえば、ウェイトレスさんや警備員さんなど、自分よりも立場の弱い方にも感謝するこころをもって接することができる人です。誰にも、いつでも、「ありがとう」「ごくろうさま」と言える人。運を良くする最大の開運行動は、感謝のこころ、ということを忘れないでください。

-わかりました。

佐藤/もうひとつ。わたしが占いをしていて残念に思うことは、「ご自分のことをお好きですか」という質問に「いやー、あまり好きじゃないんです」と答える方が、わりと多いことです。そのような方にお話を聞いてみると、成りたい理想の自分と、現実の自分とのギャップに苦しんでいる方が多い。

でも、実は、ギャップに苦しむことそのものが才能といえます。背景に向上心があるから、ギャップが自覚できるのです。そんな方には、「わたしって、やる気があるな、ガッツあるな」と思って、ご自分をもっと好きになってほしいと思います。セルフイメージは大事です。

-今日から、さっそく「感謝のこころ」と「セルフイメージ」を意識して、毎日を送りたいと思います。
ありがとうございました。


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◆カバラ占い「佐藤洋子研修室」・佐藤洋子さんへのインタビュー/完


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Posted by eしずおかコラム at 2014年04月17日12:00 | 29.佐藤洋子さん
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