4. 布小物作家/海野純好氏(1)

2008年10月17日00:00
今月の物語の主人公は・・・
海野純好さん

4. 布小物作家/海野純好氏(1)


今回ご登場いただいたeしずおかブロガーさんは、静岡市清水区草薙在住の布小物作家・海野純好さん。今では本名よりも「MARUMIRU(マルミル)さん」とご紹介すると、ピンとくる人が多いかもしれませんね。ご自身のブログはもちろんですが、近頃目が放せない『清水ブランド大作戦』の実行委員としても活躍しています。〈eしずおかブログ〉のランキングのご常連でもある海野純好さんの、ブログにまつわるお話をどうぞ。

※聞き手は、(株)しずおかオンライン代表/海野尚史です。
※この記事は、全2回のインタビューのうちの1回目です。

※この記事の内容は、取材時点の情報・インタビューにもとづいています。取材/2007年10月


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「地域ブログは見にくる人が身近な人。それが何よりいい」

-最初に海野さんのお仕事を、みなさんに紹介していただけますか?

海野純好/「Atelier MARUMIRU(アトリエ・マルミル)」というブランド名で創作活動をしている布小物作家です。
創っているのは主に、バッグやエプロン・洋服のほか、福田の別珍を使った鼻緒の下駄など。
週の前半は(清水区)草薙の自宅アトリエで創作活動を行い、木・金・土曜日は葵区鷹匠にある『atelier Su’(アトリエす)』で、オーダー受注とギャラリーの企画運営をしています。  

-布小物作家として独立して長いのですか?

海野純好/独立したのは3年ほど前です。2006年3月に独立して、翌4月に出展した手作りイベントでタイミングよく雑貨店さんから声をかけていただき、今にいたっています。

-当時からインターネットは活用していたのですか?

海野純好/mixiを1年半ほどやっていました。ある時に取引先の雑貨店さんからお店で扱っている作家さんを紹介するために、「お店のホームページにリンクできる Atelier MARUMIRUのホームページかブログはありますか」と聞かれました。でも、さすがに「mixiです」とは言いにくい(笑)。それで急に“何か作らなきゃ!”と、俄然お尻に火がついた。

-〈eしずおかブログ〉は知っていたのですか?

海野純好/知り合いから、浜松に「はまぞう」というブログサイトがあること、そして「地域ブログってすごいらしい」という噂を聞いていたんですね。それで、「はまぞう」を見に行ったら、静岡にも〈eしずおかブログ〉があることを見つけて。そしたら、〈eしずおかブログ〉はwomoさんにもつながっていることがわかったんです。womoさんがやってるんなら〈eしずおかブログ〉でやろう、と始めました。

-ブログをスタートしたのはいつ頃ですか?

海野純好/2007年の2月です。〈eしずおかブログ〉がオープンしたのが1月でしたから、タイミングが良かった。それに、4月と5月には展示会を控えていたので、とにかく「早く作らなきゃ!」と随分慌てていました(笑)。

-ブログというものがあることは知っていたのですね

海野純好/ブログは知っていました。それと“地域ブログは、見てくれる人が身近な人たち”という点が一番の特徴だと思っていましたし、それがいいと思った。

-ブログを始めて反応はありましたか。

海野純好/立ち上げてすぐの4月に、自宅の近所のお寿司屋さん「魚竹寿し」のゆみっちさんがブログで私の作品を見つけてくれたんです。

「マルミルさんは、自分好みのオリジナルバッグを作ってくれるんだ」
「すぐ近所に住んでるらしい」

当時、ゆみっちさんは、3人目のお子さんの出産を控えていて、自分の使いやすい機能的なバッグで、自分好みのかわいいデザインのバッグを持ちたいと考えていたんですね。そんな時に〈eしずおかブログ〉で私のブログを見つけてくれた。私も以前から魚竹寿しさんは知っていたのですが、お店に入ったことはなかったんです。その魚竹寿しのゆみっちさんが私のブログに「よく配達に行くところですよ、何階ですか」と問い合わせてくれて、いかにも“配達に来ました”というノリで、ママバッグを注文してくれたんです。ブログをはじめてすぐにそんな出合いがあって「地域ブログって、楽しい!!」と。

それからすぐ反応があったのは本多さんですね。本多さんはブログのお仕事をされているので、わたしはターゲットとしてすぐにコメントを入れてくれました。

私自身は“HPも作らなきゃ”と焦っていたので「じゃ、本多さんにおまかせします!!」って…、すがる思いで作ってもらいました(笑)。自分でも更新できるHPにしたかったので〈eしずおかブログ〉をカスタマイズして、4月にはアップしてましたね。8月にはミニマムさんがブログ村作家展に声をかけてくれて参加しました。そこでまたリアルに地域のいろいろなみなさんとの出会いが広がりました。

-ブログの目的は、はっきり持っていたわけですね

海野純好/地元のみなさんに知っていただくというのが一番の目的です。当時は取引先が大井川町と静岡市内だったので、特に静岡市内の方に見てもらいたいなと。広く地元の方に知っていただくことで、私の作品が“どこのお店においてあるのか”、“どこで買えるのか”を紹介したい。
現にブログを始めてから「この作品は買えるのですか」「どこのお店にありますか」という問い合わせが入るようになりました。

4. 布小物作家/海野純好氏(1)


-mixiとの違いはありましたか。

海野純好/リアルに会えることです!!mixiをやっていたときに、県外の方から小物の注文を受けたりしたこともあったのですが、ネット通販は自分には合わないな、と感じたんです。できれば私は自分の作品を直接売りたいな、と。

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Posted by eしずおかコラム at 2008年10月17日00:00 | 4.海野純好さん
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