今月の物語の主人公は・・・
カバラ占い「佐藤洋子研修室」・佐藤洋子(さとうようこ)さん
静岡県静岡市出身。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。カバラ数秘術・西洋占星術・タロットカード占いの三つの占いのエッセンスを組み合わせて占う、佐藤洋子オリジナルの占い「トライアングル占い」を用いて鑑定を行う。精度高い運命透視のために、鬼谷算命学・手相も用いて総合鑑定。
静岡浅間神社・名誉宮司の祖父、天理教伝道師の伯父と、信心深い家系に育つ。幼い頃からスピリチュアルな感性を持ち、その能力を占いに活かし、現在は「佐藤洋子研究室」として、葵区大岩に開業。師は日本のカバラ占いの第一人者・斉藤啓一氏(「秘法カバラ数秘術<学習研究社>」など著書多数)。
「事実を鑑定するだけでなく、その人の運命をよりよい方向に導くことに意味がある」というコンセプトに重きを置き活動している。
◆佐藤洋子研究室ホームページ
◆ブログ「佐藤洋子の開運カバラ生活」
◆eしずおか「週間トライアングル占い」
※聞き手は、(株)しずおかオンライン代表/海野尚史さんです。
※この記事は、全3回のインタビューのうちの1回目です。
≫インタビュー2回目はこちら
≫インタビュー3回目はこちら
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最近、占いを信じる人たちが増えているそうです。先行き不透明な時代の中、気がかりなことや不安に直面した時に、未来を指し示してくれる占いは、私たちの運命をよりよい方向に導いてくれる、頼れる存在かもしれません。
今回は、「eしずおか」の中でもアクセスの多いコンテンツ「週間トライアングル占い」の占い師・佐藤洋子さんに、占いでわかること、占いとの上手なつき合い方などについてお話を伺いしました。
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|最近ようやく、占いを専業にすることができました
-今日は、よろしくお願いいたします。
今朝、「eしずおか」の「週間トライアングル占い」をチェックしましたら、今週は運気がいいと出ていましたので、安心してやってきました。
佐藤/そうですね。たしか海野さんの秘数は、今週はよかったはずです。
-ありがとうございます。とても落ちついたお部屋ですね。ここで鑑定されるのですね。
佐藤/はい。
佐藤/部屋の四隅には水晶を置いています、猫がいるときは移動させますけど(笑)。
お茶をお入れしてもいいですか?
-いただきます。ありがとうございます。
佐藤/いつもこのようにお茶を入れながら、鑑定を始めさせていただいているんです。
-それでは、いつもと同じ雰囲気で、お話をお聞きしたいと思います。
佐藤/よろしくおねがいします。
-占いのお仕事を始めてどれくらいですか。
佐藤/2005年の8月に開業届けを出しましたので、今年の8月で10年目に入ります。最初のころは、ほかの仕事をしながら、週末だけ開業していました。占いの仕事一本に絞ったのは、最近なんです。
-そうでしたか。それまでは大変だったんでしょう?
佐藤/(笑)…ほんとうに大変でした。
-占い一本でやっていけるようになったというのは、それで食べていける、ということもありますが、本業の占いに多くの時間をかけられるということですから、とても素晴らしい。おめでとうございます。
佐藤/ありがとうございます。
|占いとは、運命をよりよい方向に導くものだと考えています
-お客さまは、このお部屋でいろいろな相談をする。
佐藤/はい。
-女性が多いのですか。
佐藤/お客さまのほとんどが女性です。男性は、紹介のある方だけにさせていただいていることもありますが。
-どんな人がみえますか。
佐藤/2種類のお客さまがいます。ひとつは、ほんとうに藁をもすがる思いでこられる人。それほど多いわけではありませんが、そのようなお客さまは、混乱した状態で相談にきます。
-大変な思いを抱えて相談にくる。
佐藤/残りの約8割のお客さまは、自分で答えを決めてこられる人。そのようなお客さまは、占い師に相談するというかたちをとりながら、自分の決めた道に一歩踏み出すための、背中を“ポン”と押すひとことを求めているようです。
-わかる気がします。
佐藤/後者の人は落ちついて話をされるので、その気持ちがよく伝わってきます。
-自分の決心を肯定してもらうことで、迷いを吹っ切りたいということですよね。
佐藤/占いとは、運命をよりよい方向に導くもの、というのがわたしの考え方なんです。前者のお客さまに対しては、どのようにして現状から抜け出し、良い方向に向かっていけるよう導いていきます。後者のお客様に対しては、よりよい門出ができるためのアドバイスをさせていただいています。
|どうすれば相談者が力を発揮できるのか、を鑑定します
-どんな相談が多いのですか?やはり恋愛相談ですか。
佐藤/そうですね、恋愛が多いですね。それから仕事に関するものでしょうか。
-恋愛は、誰にとっても人生最大の関心事ですからね。
佐藤/それに恋愛には、いろいろなカタチがありますから。基本姿勢として、ニュートラルな気持ちでお話を聞くことを心がけています。報われない恋愛もありますし、カタチ自体が社会的に受け入れられにくい恋愛もあります。どのような恋愛であっても、その状態をありのまま受け入れるところからはじまります。
-道徳的に正しいとか、正しくないという判断はしないで、そのままを受けとめると。
佐藤/そうです。社会的に道徳的でないと受けとめられる恋愛であっても、(タロット)カードは必ずしも拒否するとはかぎりません。一所懸命に相手のことを思いやっている人には、本人を応援するカードがくることもあるんですよ。恋愛のカタチがどうであれ、その人の考え方やものごとに対する姿勢を、カードは判断するようです。
-正しいとか、正しくないというまわりの評価よりも、本人の心持ちが大切、と言われると救われる気がします。恋愛だけでなく、人生にはいろいろなことが起こりますが、鑑定ではどのようなことがわかるのですか?
佐藤/占いには大きく分けて、命・卜・相(めい・ぼく・そう)の三つの種類があります。命術は生年月日から観る占術で、背景に統計学があり、その人の持って生まれた宿命がわかります。どんな才能を持っているかとか、性格などです。西洋占星術、カバラ数秘術、四柱推命などがそれにあたります。
卜術は、易やタロット、ルーンなど、その時々で変わっていく運勢を読み取る占術。運勢は大きな流れのものと、いま現在のふたつの状況がわかります。相術では、手相、人相といったその人の相貌から、その人独自の運気を鑑定します。
-それぞれ特徴があるのですね。佐藤さんが得意とされている相談内容はありますか。
佐藤/カバラ数秘術を使って、その方の宿命を透視することです。何をすればその人がいちばん活き活きできるのか、その人の力が発揮できるのか、そのあたりを鑑定することはわたしの得意とすることです。
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